Vol12:「龍をあむ」
稲美町民参加型歴史ミュージカル
「龍をあむ」
稲美舞台芸術文化育成事業実行委員会
代表•発起人 中谷範之さん
連絡先:090-9270-4023
「いなみ野の台地に、水路を造った先人たちがいるんです。その苦難の歴史を、芝居にしたいんです。稲美町のひとたちでね。どなたか手伝ってくださる方は、いらっしゃいませんか?」
昨年6月、発起人、中谷さんの一声で、プロジェクトが、動き出した。
きっかけは、11年前。
中谷さんは、まちづくりの一環として、町内を案内するバスツアーを仲間と企画した。
「案内する人が稲美の歴史を知らんかったらあかん、と思って調べたんです。
雨が少なく、大きな川がない稲美町は、古くから作物を育てるのに必要な水が不足していました。人々は生活に困り、水を巡って争いを繰り返してきてたそうです。」
天災、当時の土木技術や資金面、時代背景...幾多の困難を乗り越え、淡河川疏水、山田川疏水が完成。構想から実現までに約150年もの月日を費やし、ここに淡山疏水が誕生した。
水を求め続けた先人の熱き思いと行動。その史実が、今の実り豊かな稲美町の礎を築いたと知った。
「自主性や、実行力、コミュニケーション力が培われる舞台芸術を通して、歴史を伝えたいと思いました。」
作曲、歌唱指導、ダンスの振付け・指導など様々な分野の得意な人を探し、口コミで知り合いから知り合いへ。
私もやってみたい、この分野ならお手伝いできるよ、と出演者や賛同者が集まった。
タイトルは、『龍をあむ』
古くから水神と崇められる「龍」と、
水路がつくられていくさまを、「あむ」とした。
「農民が声を上げ、様々な人が携わり、水路を造った。このミュージカルも同じです。1人では何もできないな、と改めて思いました。縦糸と横糸が絡まるように人がつながり、広がってゆく。まさに、あむ、なんです。」
週2回、町内施設で稽古が行われている。
5歳の子どもから、70代まで、老若男女が集まり、共に汗を流す。
「ひとつのものを創る過程で、人とのつながりがうまれたり、稲美の町を好きになってもらえたらいいなと思います。たくさんの方に関わっていただきたいですね。
小道具や衣装などのご協力や、資金の協賛をいただける方、事業所を募集しています。」
公演は、来春、2024年3月31日(日)
文化会館コスモホールにて。