Vol38:TEAM ORA
田園風景を眺めながら車を走らせる。細い路地を入った先に現れるTEAM ORAの看板。古い納屋を改装した空間に、やわらかな光が差し込む。ここが、革製品を制作する藤原翔太さんの工房だ。
「生きてたもの。ひとつとして同じ所がない。それを使わせてもらえる特別感がありますね。」
工房に並ぶのは、鞄や財布をはじめとする一点ものの革製品。すべて手縫いで仕立てられ、オーダーメイドにも対応している。
TEAM ORAという屋号をつけたのは、小学6年生のとき。
「当時、母親と僕と、お気に入りのオランウータンのぬいぐるみの3人で結成しました。初心を忘れないように、そのまま今も使っています。死ぬまで現役で続けるブランドにしたいと思って立ち上げました。」
革に残る傷やシワは、その動物が生きた証。一般的には欠点とされ、捨てられてしまうものだ。そこに確かに存在していた命。その部分にこそ美しさを見出し、価値をつけたいと話す。
〜一生モノをあなたに〜をコンセプトにしたブランド「schicksal(シックザール)」も手掛ける。
これまでにはテニススクールコーチ、一部上場企業への就職、動画撮影や動画編集、飲食店コンサルタント、ブランドデザイナー...。
その原動力は、とてもシンプルだ。
「自分の心が動くかどうかですね。いっぱい遊んだなーと思って死にたいんです。」
根底にあるのは、自らの人生を楽しむ姿勢。
ものづくりもまた、遊びの延長線上にあるのかもしれない。
住所:加古郡稲美町蛸草1204-2
電話:080-1506-1315
営業時間:予約制(10:00 〜 22:00)
@teamorashouta
@schicksal_2023
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